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農家トークをおこしました!

「土と平和の祭典2010」のビックステージで開催された農家トークの貴重な内容です!

【司会進行役】 

●Yae
●加藤 登紀子

【出演者】   

●伊藤 幸蔵(米沢郷グループ・山形県高畠町)
●宇都宮 俊文(無茶々園・愛媛県西予市)
●富谷 亜喜博(さんぶ野菜ネットワーク・千葉県山武市)
●管野 芳秀(レインボープラン・山形県長井市他)
●金子 美登(霜里農場・埼玉県小川町)

【トーク】

●加藤 登紀子)皆さん、お昼はいろいろ召し上がったでしょうか?もちろん、夜まで食べたり、飲んだり楽しんで頂けたら嬉しいんですが。今日は午前中に裏の音楽堂の方で、新規就農した若い農家の人達とか、有機農業のカリスマと云われている金子さんにお話して頂いたりしたんですね。今までこ の大きなステージでは音楽を中心にお送りしてきたんですが、今年は、農業について1時間じっくり語り合いたいということで。先程裏に参加して頂いた方も、 そのうち議論に加わって頂けると思いますが、ここで3人の方に登場して頂きます。加藤登紀子です。

●Yae)では農家トーク参りたいと思います。今日は皆さん、本当に天気にも恵まれまして、こんなにたくさんの方にお集まり頂いて。とても素敵な時間を過ごしているかと思います。実行委員長のYeaです。宜しくお願い致します。

そして農家トークのメンバーをご紹介したいと思います。米沢郷グループの代表、そして赤とんぼグループの代表、若手農家のリーダーとして活躍頂いています。伊藤幸蔵さんです。宜しくお願い致します。

●伊藤 幸蔵)こんにちは。宜しくお願いします。

●Yae)そして、無茶々園の代表であります。今日もミカン頂きました。美味しかったですよ。宇都宮俊文さんです。

●宇都宮 俊文)こんにちは。愛媛から来ました宇都宮と申します。宜しくお願い致します。

●Yae)そして、さんぶ野菜ネットワークの富谷亜喜博さんです。よろしくお願い致します。

●富谷 亜喜博)富谷です。隣の千葉県から参りました。宜しくお願いします。

●登紀子)それでは、まずお一人ずつに5分ずつお話をして頂いてから、そのあと進めていきたいと思います。年功序列ということで、富谷さんから。

●富谷)私が一番年上なので、先に話させて頂きます。私は、今ご紹介頂いたように千葉のさんぶ野菜ネットワークと言う団体で、有機認証を取った野菜と、それからみ なさんご存知だと思いますけれども、特別栽培という、認証は取ってないんですけれども農薬を出来る限り使わない農法の2本立てでやっています。

きっかけは自分が28歳の時に8年くらい一般的な農業をやっていたんですが、結構危険な農薬を使っていたんですね。でもそれはなんの疑いもなく、それを使わなければ野菜は採れないよ、トマトは採れないよ、きゅうりは採れないよって感覚でやってたんですけれども。
私はハウス栽培をやっていたんですけれども、狭い中で農薬を散布していると、いやーこれは良い野菜を作る前に、自分の体が農薬でおかしくなって、病気に なってしまうと。ふと思った時に、農薬・化学肥料を使わない農法があると知りまして、それは千葉の成田空港ってございますよね?成田空港の周辺で有機栽培 をしている人達に知り合って、その人達にいろいろ教わって、自分もやってみようかなって思って、28歳の時始めました。今年で23年目になります。
それで特徴的なことだけ話をさせて頂きますけれど。私は農協に所属しているんですね。農協の中で有機をやっているっていうのは珍しいんじゃないかなって思っています。

●登紀子)農協全体として有機を?所属した農協で?

●富谷)その当時は、「農薬や化学肥料を使わない百姓をやってみませんか」ってことで回覧板が回ってきたんですね、組合員へ。それで興味がある人集まってっていう感じで。その時に興味がある人が手を挙げて、勉強会を何度も重ねて、スタートしました。今所属しているさんぶ野菜ネットワークは50名ちょっとの組合員がいるんですれども、半径3kmに全員がいるんです。それ位しか自慢出来ることがありませんけれども。本当に近所の農家が集まった団体です。

●登紀子)今ね、率直に言って有機農業ってどんなものか、まったく分からないって方、本当に正直に手を挙げて頂けないでしょうか?挙げている人いますね。有機農業とはなんだっていうこと。ちょっと説明してください。

●富谷)私のような若輩者が言って良いんでしょうか?有機農業っていうのは端的に言えば、化学合成農薬とか化学肥料を一切使わずにですね、土を微生物の溢れた良い 土にして、その土から太陽の光と自然に恵まれた、要するに土が人間を手を加えるっていうよりも、光と土で出来る栽培方法だと思うんですけども。

ただ、今はですね、国の法律っていうものが2000年に、JAS有機認証ってご存知ですかね、皆さん。JASって書いてある葉っぱのマーク。あれは自分が有機だよって言っても、自分でシールを貼れなくなっちゃって。まあこれは難しい話ですけれども。

●登紀子)そもそも、その前の段階があると思うんですよね。日本では1961年の農業基本法っていうのが変わったんです。1961年農業基本法で大型・機械化を目指 し、化学肥料と農薬を沢山使うことを政府が推進しようって。もっと使いましょうと、政府が正式に決めた。その事をご存知の方いらっしゃいますか?日本の国 では1961年からはっきりとそういう方向にしてきた。知っているって方?うん。他の人はそういう歴史があったということ自体知らないということですね。そして、1999年。62年からなんと約40年経って、1999年という年に循環型農業に関する農業基本法っていうのが出来ました。初めて日本の中で、も しかしたら今までの農薬や化学肥料を使わない。本当に土作りをしていたそういう農業に帰らないといけないという提案がなされた。提案だけですけれども。提 案がなされたのが1999年です。

この中でオーガニックの暮らしを出来るだけ目指しているってどの位いらっしゃいますでしょうか?オーガニックっていうのは有機ってことなんですが、オーガニックの暮らしにしたいって目指している方どれ位いらっしゃいますか?

●Yae)例えば、食べ物をなるべく有機にしたいなって方、美味しいもの・良いものにしたいって方?

あー、たくさんいらっしゃいますね。

●登紀子)うん、たくさんいらっしゃいますね。今のところ一切、もしくはあんまり出来ていないって方いらっしゃいますか?今日は少ないですね。少ないですけれども、あそこに挙げている方もいらっしゃいますね。今日そのことまではっきり出てくるか、分からないけれども。衣食住の全部にオーガニックって問題が起こって来ていますけれども。その全体から、今日は食の 話に集中していきたいと思いますけれども。どのようにしたら私たちはオーガニックに近づけるのだろうか。それは消費者としても、生産者としてもなんですけ ど。今日は生産者の側からオーガニックに頑張って取り組んでいる方から今からお話を聞いているっていうことなんです。さんぶ野菜ネットワークの富谷さんにお話をして頂きました。ではその次に行きましょう。

●Yae)では、無茶々園の宇都宮さん、お願いします。

●宇都宮)こんにちは。両横の2人に比べて私はかなり足が短いので、座らせて頂きます。これだけ沢山の人を見るのは、年に1回しかありませんで。昨年ここで見て以来です。私の町は、5,000人おりません。たぶん山手線一回来たら全町民が乗れるっていうような所に住んでおります。

私も22歳くらいから有機農業を始めて今で23年、24年位になるんですが。なかなか今の有機農業という縛りが結構難しいんですよ。慣行栽培か有機栽培か という感覚しかないと思いますが、それまでの段階が結構ありまして、いくら有機栽培をやりたいって言ったって、1・2回は化学農薬に頼らなければ作れない 品種が結構あります。ただやっぱりそれを伝えることが大事だと思うし、やっぱりどういう人間が作って、どういうお客さんに食べてもらっているか、これを伝 える事が生産者の仕事でもありますし、お客さんとの繋がりでもあろうかと思っています。
今農産物、工業製品も一緒ですが、定価というものがまったくありません。販売するものがいくらで売って欲しいのか、買って欲しいのか。それもないという世 の中で、自分たちの再生産できる環境で販売出来るようにしないと農業っていうのはやっていけないと思います。それを分かって頂けるお客さんに一人でも多く 集まってもらって、話を聞いてもらう、これしかないと思います。

●加藤)無茶々園では、今作っていらっしゃる物はおミカン以外に、どんなものですか?

●宇都宮)柑橘類…ぽんかん、デコポン、甘夏、まあ従来的な品種ばっかりなのですが。それ位です。

●登紀子)すごく甘くなったりしていますよね?ああいうのは何か工夫があるんですか?

●宇都宮)私達の所はだいたいは急傾斜地なので、水はけが良いんですよ。で、やはり平地のミカンよりは傾斜地の方が味が良いと。ただやっぱり雨が少ないと逆に酸っぱいかなって。条件の悪い所の方が味的には美味しくなるという事です。途中で話を忘れましたんで、また後で思い出したら話します。

●登紀子)はい。では、持続農業推進青年農業者連盟っていう、その長すぎて全然覚えられないわっていうのを10年くらい前にした時、そのリーダーシップをとってくださった伊藤幸蔵さんです。

●伊藤)こんにちは。山形の米沢郷牧場というところで、今、鶏とファーマーズクラブ赤とんぼって組織と一緒に動いているんですけれども、そこはお米を作っていて。地域の人たちと一緒に農業していこうってやっている組織です。

今、私たちがちょっと力を入れて取り組んでいるのが、有機農業に取り組んでいるんですけれども、肥料や餌なんかを自給出来ないかなって思ってるんですね。 例えば、有機農業でも、今、有機農業の資材、例えば肥料にしても、残念ながら輸入なんですよね。今日本ってカロリーベースで40%くらいの自給率ありま すってよく聞くじゃないですか。で、「40%位しかないの」ってよく聞きますけれども、その40%を作るための肥料っていうのは、ほぼ全量輸入なんですよ ね。だから作るもの、例えば人間で言えば、食べ物を全部輸入に頼っているっていうのが今の日本の農業だったりする訳です。
でも周りを見渡すと、もっと使えるものはいっぱいある訳です。それはみんな廃棄したり、焼却したりしてるんです。それって何って言ったら効率だからです。 やっぱり有機農業であっても、先程登紀子さんが言ったように、大規模化とか、農薬を使うっていうことは効率化だった訳です。そういう点では。だから日本の 効率的な農業をして、生産力を上げることによって、「豊かになりましょう、農村も」ってことをやった結果、その反省として、今有機農業というものが生まれ てきている訳ですよね。
それと、今の有機農業も農薬・化学肥料を使わないってことは、すごく良いことなんですね。でもその先を考えると、やっぱり自分達の周りのものを、無駄に なっているものをもっとうまく使うっていう、今までやってきた農業の知恵っていうのが置き去りにされてるんじゃないかって思っていて。そのへんをどうにか 出来ないかなって、米沢郷では考えているんですね。だから今飼料米っていう。餌っていうのは99%輸入です。うちは遺伝子組み換えじゃないトウモロコシ、 大豆を全部使ってますけれども。でもそれも全部輸入なんですね。それを切り替えたいってことで、今年は逆に国産99%の国産の鶏をつくってみたんですね。 そのためには、トウモロコシを全部米に変えて、例えばイクラを取った後の鮭を魚粉にして鶏にあげたり、例えば豆腐かすを使ったり、醤油かすを使ったり、っ ていう農業をやっているんですね。そういう点でいうと、有機農業もちょっと違うステージに最近入って来ているのかなってことが、まずひとつあります。
もうひとつは有機にこれから向かおうとしている人たちのケアが出来てないんだろうなって気がするんですね。有機っていう認証が出来ちゃったから、認証を受 けないものは有機じゃないわけですよね、現実的に言えば。だからそこまで辿り着くまでのハードルだけ決まっていて、そこまでの人達のケアが全然ない。その 点はちょっと考えていかないとなって、思いながらやっています。有難いことに、うちの周りは若い人たちが結構残っていて、米どころでは珍しく、私より若い 者がまだ40人位いるんですよね。それと一緒に毎日楽しく、というか、まあ愚痴は言いながらですけれども、楽しく農業をやっています。宜しくお願いしま す。

●登紀子)なんかこうやって眺めていて、ふっと聞いてみたくなりましたが。朝ごはん、パン食べている人?だいたい基本的にご飯ですって人?おおー、結構多いですね。

●伊藤)食べていない人は?

●登紀子)そうね。食べていない人は?あっ、いますね。なんだか、朝食べないっていう健康法を取っている人もいるみたいですけれども。あなたはそう?そうですか。分 かりました。今日は1対3くらいの割合でご飯派が多いようですので、おそらく、だいたい食生活はご飯派のようですけれども。

では伺いますが、自炊している度合いはどれ位でしょうか?一週間の晩御飯のうち3回以上、自分の家でご飯食べている人?あっ多いですね。

●Yae)ほぼ全員ですね。

●登紀子)そうですね、ほぼ皆さんですね。じゃあ、外食率が週に1、2回って考えて良いかしら?

●Yae)そうですね。

●登紀子)分かりました。食に関心が高い方達ですね。お米の消費について、皆さん如何でしょう?富谷さん、どう考えていらっしゃいます?

●富谷)米、安いんですよね。1杯20円か30円で食べられるっていうことなので。

●登紀子)パンより安いですよね。それはどう考えてる?みんな、考えたことある?お茶碗1杯とパン1個の価格って考えたことあります?パンは1個100円位するんじゃない?美味しいパンはもっとする。ご飯お茶碗1杯は?

●伊藤)やっぱり、大体30円位ですよね。30円で食べられる物って考えるとあんまりと無いんですよ。アーモンドチョコレートだと4粒くらい。米1杯とだいたい同 等の価格なんですよね。でも皆さん米高いのか、消費が減ってますよね。残念です。ちょっとお米の話を言わせて頂くと、だいぶ消費が落ちているんです。今1 人が1年間で食べるのが60kg位なんですね。

●登紀子)60kgっていうと、ちょうど1俵ですね。

●伊藤)ほんの40年前って、やっぱり2.5倍から3倍くらい食べていた。ここで急激に減ってきているんです。副食とかいろんなものが良くなってきたというのがあ るんでしょうけど。あと、体を動かさなくなって来たとか、いろいろあるでしょうけど。日本の中で農家の人はみんな米を作ってたりするので、そこの辺をうま くスライドさせて来なかったから、農家の方は大変になって来ているって状況ですよね。

●登紀子)大体1年間に1俵。まあ少ないということですけれども。米を中心に生活したら…Yaeどれくらい?あなたの家族で何俵くらい?

●Yae)家族でですか。1年間に…。何俵でしょうかね。2俵位ですかね。

●登紀子)1家族4人でそれ位ですね。皆さん、今日はね、自給型の農業なんて話が向こうでもいろいろ出ているんですけれども。今言った米1俵のお米の価格が、先程金 子さんが話して下さったんですけれど、1俵って60kg。60kgって言ったら、そうですね、お米の価格っていろいろですけれども、市場価格でいう と?10kgって幾ら位のものを買っていらっしゃいます?

●伊藤)おそらく10kgで4,000円弱だと思うので、5kgで2,000円ちょっと位のお米が、通常のお米の価格だと思うんですけれども。今年の 米価だと1俵農協渡しで12,000円位のお米が9,000円位まで落ちているんですね。大体25%価格が下がってるんですよね。

●登紀子)今私が伝えたいのはね、必要な分のお米を手に入れるために、どれ位お金を使っているかって事なんですよ。だから1俵でいいですよね、1年で大体1俵皆さん食べていらっしゃる。60kgです。それを買うためには…

●伊藤)24,000円弱くらいですね。

●登紀子)1年で1俵食べる為には24,000円しか使ってないですよね。だけど、もう一つ言えることは私たちが田んぼでお米を作ります。そうするとよく一反と言われている所で、普通にあんまり頑張らなくても5俵は採れるんですよね?

●伊藤)うん、5俵は必ず採れますね。

●登紀子)5俵は絶対採れるんですよ。そんなに今までの農薬を使ったり、化学肥料を使って精進して生産高をどんどん日本の農業は上げて来ているんですけれども。その 場合は10俵くらいとれるんですよ。そうすると10家族は食べられるっていうこと、1反で。だから自分の家で自給したいって思ったら、1反の田んぼを作る と大体2家族くらいは充分に食べられるってことですよ。

ところがそこから収入を得ようとすると1俵1万円だとしても、収入は10万円にしか収入にならないんです。お金で売るとお米って10万円位にしか農家の人 はならないんです。だけどそのお米ってどれだけの量かっていうと本当に5、6家族が1年間食べられる位のお米なんです。それほど農家さんは困っているけれ ども。私たちはそれ程豊富なお米を田んぼから頂いているという現状。農業をやれば、お米を自給することはとても簡単に自給出来るって事が言えると思いま す。どうですか?

●伊藤)まあ今日本は、良い所と悪い所がありますけど、皆が農地を持てるって訳じゃないですね。そういうことがあって。それと作るのに手間も掛かりますけど。でも、そういう点では自分達で作る。

今、すごい面白いのはロシアが結構小麦が採れなくて、今年大変だっていうんで、輸出しないって言ってるじゃないですか。でもロシアってジャガイモの生産量 の3分の2を家庭菜園で作ってるんです、実は。だけどそれも実は採れなくて、不安だから小麦を輸出しないって国で決めてるんですね。みんなが不安だから。
だから基本的には、皆さん自分で作る楽しみは持っていた方が良いのかなって気はするんです。そうするとその労力と、その作った物の実際が分かる。今やっぱ り消費と生産地が離れているし、物と経済っていうのが見えづらくなっているから。作ってみるって事はすごく良い事だと思いますし、そういう点では作るとい う事とこれ位になるって実感をしていだくのはすごく面白いと思います。

●富谷)ひとつ言いたいのは、さっき収入の話になったけど、10万円って話がありますけれども、それは自分にそのまま入るわけじゃなくて、売り上げですからね。それから引かれる訳ですから。

●Yae)実際には引かれるとどれ位になりますか?

●富谷)そこからね、やっぱり引かれるわけですよ。種がかかったり、肥料を使ったり、水を引いたりするのもお金かかりますから。本当の残るお金は微々たるもので。だから米農家の人は辞められたりとか、人に委託しちゃったりしてるんですね。

●伊藤)実は農水省なんかの試算では、1俵作るのに1万かかるんです。そういう試算はあるんです。だから1俵作るのに1万5千円かけて、農家の人はそれを1万円で売っているって、すんごいせつない世界。

●登紀子)でもその1俵って、1人の1年分のお米ですよ!そういう事を常日頃お考えになった事ないかと思いますけれども、すごく持っている物の価値とお金のバランスがこんなにも崩れているっていうのを、今の農業を見て思いますね。

●伊藤)日本ではどんどん、食べ物って今まだ買えますよね。でも実際のところを言うと、やっぱり日本で、例えば自殺とか多くて結構大変だねって話がありますけれ ど、世界でいえば一番の死亡率は餓死ですからね、まだ。だからそういった点は、やっぱりそういった点ではすごく飢えている。これからどんどん拍車がかかっ てくると思うんです。あと5年で70億人を超えるんですよね、世界の人口が。そしたら全然食べ物足りないですよね、実は。そういう時代がすぐそこまで来て いるんですよね。投げかけてばかりで答えてないですけど。

●登紀子)そのうちお米が欲しくても、お金では売ってあげないっていうのはどうですか?

●宇都宮)ようやくマイクが回って来ました。果物は主食ではないので、食べなくても生きていけるんですね。食べなくてもどうってことはないんです。今ジュース売っていますから100円出せばすぐ買える、と。でも、1ℓのビンで何個のミカンが必要か分かりますか?

●Yae)1ℓのジュースで何個のミカンが必要か?

●宇都宮)言いましょうか?大体30個は必要です。30個のミカンを絞って1ℓのジュースが出来ます。ただやっぱりそれでもどこいっても150円~200円前後で 売っていますから。こんな価格で売るんだったら、山でちぎって捨てたほうが良いという状態で。実際の所、日本の100%ジュースとかは原材料は輸入品で す。特にミカン類もそうですが、ラベルをよく見たら輸入果汁と書いてあります。カルフォルニアで絞って冷凍したものを入れて、それを日本の柑橘を少し混ぜ て売っているという現状です。

だから原価っていうのは何もかも一緒で、純国産では成り立たないというのが現実で、それを私たちが伝えることが務めかなって。今日来られている方はそこら辺に興味があって来られているんだろうと思いますが。それしかないと思います。
例えば200円の弁当。これが当たり前になってきていると思うんですよ。一生懸命米作って、野菜作って、牛・豚を殺してそれで1食200円の弁当。これが 安いなって飛びつく。だからそれを過ぎたら150円とか100円の弁当が出来ると思います。でもそういうものは絶対食べないで下さい。必ずこういうことを 繰りかえてしていたら日本はダメになると思います。やはり1食500円位するのが当たり前なんじゃないかって私は思っています。

●加藤)ひとつ、もし答えて頂けたら嬉しいんですけれども、その、常識的に考えて海の向こうから船に乗せて、高い石油を一杯使って運んでくる。その農産物がなんで日本の農産物に比べてこんなに安いんですか?

●伊藤)基本的にはやっぱり規模の違いだと思いますね。先程言われたように日本とは生産の規模が全然違うんです。平らですしね。それがひとつ。それと、やっぱり輸 出に関していろいろな、日本が例えばいろんな業界で外貨を稼ぐところにある程度の補助しているのと一緒で、他のところは売るための補助金が結構出ていたり するんです。そういうことがいろいろありますから。

●加藤)それで、食糧はたくさん輸入しようって国の政策があるって事ですね。

●伊藤)だからバーターになっているんです。今回は、例えば韓国のサムスンだとかがヨーロッパにこれからどんどん家電製品を売ろうって。ただ、その代わりに輸入せざるをえないよねっていうのが、どんどん、どんどん自由貿易みたいな形の中で進んでるっていうのが状況だと思います。

●Yae)今有機農業をされていて、すごく課題もまだまだあり、困難なこともあったり、安く買い叩かれてしまうって事もあるんですが、苦しい事も多いんですが、でも やっぱり現場に居続けているっていう何か理由があると思うんですよ。それはすごく前向きなものだと思うんですけれども、そのへんを一言頂けたらと思いま す。どうぞ、富谷さん。

●富谷)慣行農業をしていたんでは、こういう場でしゃべる機会がまずないですね。要するに人とのつながりとか、密接に繋がっているのも、有機農業の特徴だと思いますね。

さっき米と果樹の話がありましたけれども、私は野菜農家なんですけれども、まあお米も自家用程度作っていますけれど。一言言いたいのは、どうもマスコミは ですね、野菜が高いと。今年特に多いですよね。ちょっと下がったみたいですけれども。テレビではですね、野菜が高いと。主婦の人のコメント、「高いですわ ね」って言うんですよね。私ら農家が都会の人とたまに会ったりすると、「富谷さん、野菜が高くて良いね」ってこう言うんですね。高いのは出来ないからなん ですよ。だから意味ないんですよね。今は野菜の値段が少し安くなってきました。それはちょっと高過ぎて買えないっていう事もありますけれど、遅れていたも のが出て来たり。農家はやっとこれから売れるようになったんですよ。売れるようになると、下がっちゃって。だから野菜が高いときは、農家は儲かっていない んです。売る物が無いから高いんです。そこをご理解して頂きたいなと思います。
まあちょっと話が脱線してしまいましたけれども、やっぱり有機を続けていられるのは、提携から始まったという先程登紀子さんからお話がありましたけれど も、やはり人との接する機会が、こういった栽培方法をやっていると、非常に多いです。都会の人が援農に来てくれたり、招いて一緒に草とりをやったりとか、 交流会に田舎から来たり、そういうことを繰り返していると、食べている人の気持ちが直に伝わってくるので。市場で流通していると、「あなたのニンジンは ちょっと形が悪いからこれ位ですね」って価格しか伝わってこないですから。そういう面が励みにもなっているので、僕は23年間続けてこられたんじゃないか なと思います。

●宇都宮)暗い話をしに来ている訳ではないんです。やはり農家は楽しいです。普通に生活も出来ますし。やりがいはあると思います。そこそこに自分達で単価を決めて、特定のお客さんに販売する。

自分達の作った物を理解して頂けるお客さんに食べてもらう。それが楽しくて農業をやっているって状況で。先程も言いましたけれども、お子さん達がミカンをむいて食べる、こういう光景をみると何か嬉しくなります。捨てたもんじゃないなって思います。今少ないと思うんですよ。
果物の酸っぱさというものが、まったく無いって時代になって来ていると思うんですよ。
今日はその辺もありますので、少し小さめで、酸っぱみのあるミカンを敢えて持ってきた訳なんですが。ぜひ帰りに寄って食べて下さい。

●登紀子)ぜひ酸っぱいミカンの味も知って頂きたいですね。

●Yae)本当の味だよね。

●伊藤)今宇都宮さんが言いましたけれども、俺は楽しいからです。物を作るっていうのは基本的に一番楽しい筈なんです。かつ私の場合は、うちの親父達が有機農業 やっていたので、そんなに違和感無く入ってきたんですけれども、それを変えていくのも楽しい。だから仲間がいるから楽しいって事もあるし、今までの有機農 業とまた違う発見があったり。

例えば、鶏って言ったらトウモロコシを使うのが、当たり前なわけです。でもその当たり前というのが当たり前じゃなくするっていうのが本当に楽しくてしょう がないです。今まで俺は稲作農家で米を無農薬で作るのがすごい楽しくて。枝ぶりってあるじゃないですか、盆栽作っているのと一緒で、米の葉をどういうふう な角度で回すと一番光合成の能力が上がるかって考えながら有機農業をやってきたんです。でも今鶏に換算するとね、さっき後ろでも言っていましたけれども、 米を食わすと色が着かない黄身が出来るっていうことは自然なんです。それを忘れているわけで、みんな。

●登紀子)黄身が白いんですよ。お米だと。

●伊藤)それが当然なんですよね。そいうふうにいろいろな発見があって、当たり前のことが当たり前じゃなくなってくるわけです。そういう点では楽しいから農業を続けています。

●登紀子)すごいですね、農業はアートですよね。今日は先程から消費する場と生産する場の距離が開いてしまってますよねって話をしていたんですが、今日はもう一人ここで菅野さんをご紹介したいと思います。先程から探していたんだけど、あなた行方不明だったからね。

菅野さんはですね、山形県長井市でレインボープランという都市から出てくる生ごみを全部堆肥に変えて、そして町を有機化していくっていう。農業の現場と消 費者の生活の場所を繋いでいくレインボープランを成功させて来たという事で、本も書かれています。菅野さんにお話を頂きたいと思います。宜しいでしょう か。

●菅野)どうも、皆さんこんにちは。山形県長井市から来ました。長井市と言っても初めて聞くよって方ばかりだと思いますが。こないだ全国ニュースに長井市が出たん ですが、それは熊が街中の学校にガラスを割って飛び込んで行ったっていう、そういう話題なんですが、ご存知でしたか。その一件以来私は夜出歩くのが好きな んですが、決して夜は表に出るなって地域の人から言われています。それは熊に襲われるからではなくて、熊と間違えられて鉄砲で撃たれるからという事なんで す。そういうある種、自然豊かな町、最上川と朝日連邦の織り成す町、3万人の田舎町から参りました。百姓です。3.2haの水田と1,000羽の自然養鶏 の鶏を飼っています。

今日これからお話致しますのは、今加藤さんにご紹介して頂いた生ごみをみんなで活かして土づくりに参加をするというか、そういう町づくりなんですね。もう 稼動して、13年経ちます。町中の5,000世帯の方々がほぼ100%、13年間、土に生ごみを投入するために町ぐるみでこの事業を続けてくれています。 このレインボープランを簡単に説明致しますが、その前にどうしても、土の話を今日申し上げたいと思って参りました。「土と平和の祭典」ですから。そして、 土というものが余りにも不当に扱われてきたと、私はそう思うからです。
皆さん「土」っていうのを知っているでしょうか?「土なんて知ってるよ。砂と違うだろ、粘土とも違うよな。」それは、もちろんその通りです。だけどね、殆 どの人が土に対して知らない。高校や中学なんかでは土の生物性とか、物理性とか、ケミカル性とかいうことを習うけれども、そういう話ではなくて、百姓が体 感している土の話をちょっとしたいというふうに思っているんですよ。
土。砂とも違う、それは岩石が砕かれたものだ。粘土とも違う、粘土は化学変化をしたものだ。その要素は土の中にもあるけれども、それと=(イコール)では ない。じゃあ土を土たらしめるものは何か。そこがポイントなんですよ。それはね、今まで生きてきたもの達の遺体の集合だという事です。膨大な命が、土の中 にどんどん、どんどんと入っていった。そして土が少しずつ出来てきた。広葉樹林、これから朝日連邦は、真っ赤な紅葉で彩られてとっても綺麗になるんです が。その朝日連峰が、これは秋になるとぼとぼと、ぼとぼと葉っぱを落とすんですが。その朝日連峰が、1cmの土を作るのに600年から1000年って言わ れているんですね。もちろんそこにはタヌキも、それからワラビ採りで行方不明になったばあちゃんも、過去を辿れば山賊達も、そこで朽ち果てていって土に なったということがあったと思います。つまり、すべて生きとし生きるもの達が土になって、今に至るっていう事なんですよ。
皆さん、今座っているそのお尻の下。そこには空襲で死んだ人、あるいは関ヶ原の武士が、もっと下れば様々なたぬきがいっぱい皆さんにケツの下にいるってことですね。その上に皆さん座って、今土と命の話を聞いている。
畑に大根を植えたとします。これはいつも話すことなんですが、大根はすくすくと土から養分をもらって育っていきますよ。だけど大根を育てているものは何 かって。それはかつて土となったり、養分となった今まで生きていたものなんですね。大根という命の中に膨大な命の集合体が参加していくっていう。
命を育むものは命なんだと。命は命によって培われていくんだと、育てられていくんだという原理がそこには見事にあります。
だからね、土というのは今まで生きていたもの達の、死んでくれてプレゼントしてくれた、命のプレゼントなんだっていう事がまず1点です。
2点目、これから生れてくるもの達。100年後、500年後、1000年後。カブトムシから、ミミズから、人間から、松の木から。これから生まれて来るで あろうもの達はすべて土から組み立てられていく。つまり未来の生命体は、すべて土の中に出番を待って存在しているってことなんですね。だから土を汚すもの は、死んでくれた命を汚すものだし。土を汚すものは未来の生命体の体をそのまま汚していくことに繋がって行くっていう事なんですよ。土と私達との品格ある 関係をどう作るか、命ある環境をどう育んでいくかを問われているんだというふうに思ってるんですね。
さて、これからお話する山形県長井市。忘れないでください、山形県長井市です。この町がやっている取り組んでいる事業こそ、まさにその観点に立った町づく りなんです。山形県長井市は、30,000人の都市です。町の中に5,000世帯、周辺部に4,000世帯が存在しています。その町の中の5,000世帯 の方々は多くは土を持たない。その5,000世帯の方達はですね、毎日台所から出る生ごみを集めて、集めて、それを堆肥センターに運ぶわけです。もちろん 個人がバケツを持って堆肥センターに行く訳ではありません。そこにはシステムがありますが。5,000世帯の方々の台所の生ごみを悉く集めて堆肥にし、そ れを村の農地へ還元し、そこで出来た農産物をまた町に戻すという。生ごみと健康的な農産物が地域の中で循環する。これが今申し上げた、市民皆が土に参加す るという町づくりなんですよ。稼動して13年になります。ほぼ100%の5,000世帯の方達が参加をしてもらっています。この循環のシステムによります と、村はもちろん作物を作りますが、町は堆肥を作るんです。つまり作物の生産者は作物を生産するけれども、消費者は消費するだけでなく堆肥を生産してい く。それを村の生産者が消費し、つまり生産と消費が、消費者と生産者が、町と村が循環的関係で結ばれながら、みんなが農・食・命に参加していくっていう町 づくりなんですよ。
まあ20年経ちましたね、最初の発端から今まで。稼動して13年経ちますが、この20年の意義をあと3分で話せっていうのはちょっと無理な話ですので、ぜ ひ皆さん機会があったら、インターネットで、インターネットでレインボープランを探してみてください。もっと時間がある方はぜひ長井市においでください。
肝心な点はですね、行政から与えられらた事業ではない、町づくりではないってことです。市民が一から立ち上げていって、行政を巻き込み、そして農協を巻き 込んで、市民皆で作り出していった市民主導の事業なんですよ。まったくこのプランを組み立てる過程、8年かかりましたけれども。まあ、語るとすれば涙を絞 る、或いは笑いを堪える何かの装置がなければ、とてもとても話し切れるものではありません。ぜひまた長井に来て、聞いてください。多くの市民が語りますか ら。
こういう情熱的な町づくりが、すでに始まっているということです。愚痴や嘆き節では何も現状は変らないし、未来はやってこない。未来は創り出すもの、希望 は創り出すものだっていう観点に立って、みんなが土に参加し、みんなが命の資源に参加することを通して、創り出される農を基礎とした循環型社会。これが山 形県長井市のレインボープランです。終わります。(拍手)

●Yae)はい、ありがとうございます。菅野芳秀さんでした。ありがとうございました。この土と平和の祭典では、「種まきステージ土」というものが今朝10時からあ りました。そこでも皆さんにお話頂いたんですけれども、基調講演を頂きました金子美登さんです。どうぞステージの方へ。一言頂ければと思います。

●金子 美登)皆さん、こんにちは。埼玉県のほぼ中央部の小川町から来ました金子と申します。今菅野さんが土の話をしましたけれども、化学肥料や農薬で微生物や小動物が いなくなった土を生き物が一杯の土にするには、3年から5年かかりますね。そしてお米や野菜が良くコンスタントに出来るまで10年かかります。それで土が 出来ちゃうと、午前中も話したんですが、良い種、良い苗さえ手に入れば、設計図は種の中にあるんですね。ですから若いお母さんがちょっと見守るとか、 ちょっと手助けしてやるっていう。ちょっと大雨が来たら防いでやるっていうことで出来るのが有機農業の特徴でもあります。

私は有機農業を始めて10年目で30件の消費者と提携して、程々にやっていけるなっていう体験を持ちまして。そのあとは村と一緒に良くなろうってことで、 努力を重ねまして、30年目に村が動きました。2001年です。それから先は早くてですね。2009年、38年目には私の集落、30haの小さな集落です けど、米・麦・大豆すべて有機農業に転換しました。おそらく日本では初めてなんじゃないかと思っております。空中散布を止めるまで16年かかりましたです けれども、今、空中散布が止まって四半世紀、約25年程経ちますけれど、今、田んぼのあちこちにドジョウが沸いて来たりですね。もちろん、シロサギやアオ サギが。まさに生物的多様性が蘇って来たかなと思っております。菅野さんの所よりももっと近いですから、小川町に是非やってきて頂きたいと思います。
今、有機農産物の食材を扱っているレストランが4件あります。私の女房が4店舗目を始めたんですけれども、日替わりシェフのお店で、農家でも週1回ならレ ストランに参加出来るんですよね。で、うちの母ちゃんは料理が下手なもんですから、「TKG」、卵かけご飯です。うちの有機で作ったコシヒカリ、うちの大 豆と麦を使ったお醤油、それを使って、卵かけご飯で、楽しそうに消費者と有機的関係を築きながらやっています。駅前3分の所にありますので、ぜひお出掛け 下さい。(拍手)

●Yae)どうもありがとうございました。

このあと14時半からステージ土のほうで「有機農業なんでも相談会」というものがあります。皆さん聞きたい事、質問したい事、バシバシ投げかけて頂いて、交流して頂ければと、そういうふうに思います。

●加藤)今日午前中の後(ステージ土)でお話を下さった農家さん達もずっと参加されるんです。客席にいらっしゃいます?新規就農した方?ほら立ち上がって。一応全員揃って終わらせたいと思います。

この頃農業を目指す若者は皆イケメンだっていう。この中でぜひ農業している男性と結婚したいなって人?

●Yae)なんでそんなに飛躍してるんですか。(笑)

●登紀子)本当にこんな機会に是非ぜひ、なかなか聞けない話が、いっぱい聞けると思いますので、参加してください。

●Yae)そうですね。

やっぱりワクワクするような、美味しいミカンを子供たちが食べて、美味しいって笑顔になるのは、生きているものを食べているからだって思いますよ。で、食 べる。人を良くするで食べるって。本当のものを食べる、美味しいものを食べるってことが幸せに繋がるんだって。この皆さんがそういう美味しいものを作って 下さっているっていう事が、金子さんもそうですが、私達にとっても未来だと思います。
そしてこの種まき大作戦でも、私たち自らが土を耕して美味しいもの作ろうよって。そういった事にも本当に相談してアドバイス頂けると思います。これからの日本の美味しいもの、幸せに向かって、私たちは邁進して行きたいとそう思っております。

●登紀子)最後に、さっき菅野さんが仰った土。土の中にはバクテリアが生きていて、そこの中に命の種が入れば、

命が育ち、誕生する。そこから何か思いません?それは人間の体です。人間の体の中にはたくさんのバクテリアが生きていて、皆さん毎日毎日体のバクテリアを 育てているわけですよね。そしてそのバクテリア達がいて、そこから食べた物を栄養に変えてくれている。皆さんの体の中は土です。想像して下さい。土と同じ ようなものが体の中にある。これは命のマジックです。命の奇跡を生むことが出来るのは、土だけなんです。私たちはコンクリートの上に住んでいるけれども。 なんと素晴らしい人間の体、命の体ってすごいですね。体の中にも土を持つことが出来たから生きられるんです。そのくらい土というものが無かったら命は有り 得ないということを、心に思って頂きたいと思います。私達は本当に活かさせてくれる土がなくなったら、私達の体の中の土も死んでいくという事なんです。そ れは命が失われていくっていう事なんですね。
本当に、今日はありがとうございました。

●Yae)本当にお忙しい中、ありがとうございました。

伊藤幸蔵さん、宇都宮俊文さん、富谷亜喜博さん、菅野芳秀さん、金子美登さんでした。
どうもありがとうございました。皆さん、大きな拍手を。(拍手)

●加藤)本当にこんな顔ぶれが揃うってことは、なかなかないんですね。日本の有機農業を支えてきてくれた方達です。どうぞ盛大な拍手で送りたいと思います。ありがとうございました。(拍手)

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種まき大作戦
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