一粒万倍 種まき大作戦
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手前味噌チャレンジvol.2 090720 草取り1 

今日から楽しい夏休み!
そんな心ワクワクの海の日に、何を思ったか畑に集まった面々。
海の上の白波の変わりに土の上で揺れる大豆の緑に囲まれながら、いよいよ草取り大会開始!

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お昼に神崎町のみなさんからの差し入れのおいしーーいトマトをほおばり、NHKの取材をはさみ、草取りはさらに続行!

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草を取り、芽が出ていない場所にもう一度種をまいてこれで万全! 中にはまだまだ小さな芽もありました。

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炎天下の作業にはやっぱりかき氷。この後も作業は続き、夕方近くまでみんなで汗を流しました。

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今年は豊作間違いなし!

来月もう一度草を取ったら、後は自然の神様におまかせ!
わくわくしながら実りを待つばかりです。

photo&text by kco_sawada

1000人の種まき大作戦 レポート

天の恵み 地の恵み 命の息吹あふれる種まきの一日


1000人の種まき大作戦@こうざき自然塾


Text&Photo by kco_sawada 澤田佳子

今年もこの日がやってきた!

一流千流 一粒万倍

たとえ ひとつの しずくだとしても

やがて 千もの 流れをなす

今年もこの歌が神崎の町に響いた。

二年目を迎えた神崎自然農塾での「1000人の種まき大作戦」。まく種は、日本人の食卓に欠かせない食べ物「大豆」。今年の種まき大作戦は、自給へのチャレンジをテーマに、米と大豆の二本立てで自給イベントを展開している。田植えから収穫までの実作業を行う鴨川自然王国での米づくりとならび、神崎での大豆づくりは、種をまいた後、草取り、収穫までの農作業に参加し、収穫後は大豆で味噌仕込みまでをやってしまう通年企画。イベント付きで遊びながら楽しく農体験でき、さらに続けて参加すれば食べ物が育つ実際の行程にも立ち会えるという、レジャーと実益を兼ね備えたオトクで楽しい企画なのだ。

種まき大作戦

みんなでとうもろこし

発酵の町 神崎町

会場は千葉県香取郡神崎町にある「こうざき自然塾」の畑。無農薬栽培での米づくりや大豆から作る味噌づくりをしているこうざき自然塾は、「千葉エコ農産物」の認定も受け、トップダウンではない、地域から始める有機栽培の普及に力を入れている。また、田植えや稲刈りには毎年農体験イベントを開催し、地元の小学生や都市からの体験希望者を受け入れて、地域の壁を取り払った付き合いを楽しんでいる。

実はこの神崎町、有機栽培の米を使った自然酒と、愛情にあふれたオープンな酒造りでファンを虜にしている蔵元「寺田本家」もあり、他にもマクロビオティクの料理教室や、酒粕酵母でパンを焼くお店があったりと、地域の中でじわじわと、安心でおいしい食づくりが広がりつつある場所でもある。寺田本家の寺田聡美さんはそんなすてきな場所を紹介するイラストマップ「発酵の町 神崎」を制作。手作りの暖かさに思わず顔がにんまりしてしまうこの地図は、神崎町の新しい一面を伝えてくれる。イベントで寺田本家を見つけたら、ぜひゲットしておこう。

寺田本家

雨に笑う 種まきの一日

大粒の雨が勢いよく降り続いた2008年の梅雨。梅雨まっただ中のこの日もその例外にはならず、天気予報通り、朝からの雨。会場を天の川公園からJAの倉庫に変更してマーケットを開催。東京や埼玉、神奈川など他地域から、そして地元千葉県から21店舗が出店した。並んだのは有機栽培や自然農で育てられた野菜と果物、天然酵母パン、手作りのお菓子、有機地ビール、草木染めの衣類、手作り雑貨、花の鉢、などなど。中には「梅詰め放題100円!」「大豆の苗プレゼント」など、破格値提供の地元農産物も。そして今年も、餅つきが始まり、トウモロコシとジャガイモが蒸かされ、熱々のみそ汁が振る舞われた。神崎の人たちの暖かいもてなしに、雨の中訪れた人たちも思わずにっこりとほほが緩む。

おじさん

おばさん

とうもろこし

「一流千流 一流万倍」(う.た.た.&天狗楽団)の後には神崎町の太鼓披露が続き、会場は村祭りのような、にぎやかで、そしてあたたかな空気が広がっていった。

そしていよいよ種まきの時。ホラ貝の音につれられて、白く煙る雨の中を畑に向かう面々。色とりどりのレインウェアに包まれ、4反の畑に千葉の在来種「小糸在来」をまく。裸足になった参加者達に大豆が配られ、いよいよ土に足をおろす。

「みなさん、いいですかー。まず人差し指と中指で土に穴を開けてください。そこに大豆を二粒入れて土をかけます。一粒は大地の分、一粒は私たちの分です。では始めますよ〜!」

実行委員会のハッタケンタローさんの説明が終わると、畑にジャンベの音が響き始めた。太鼓のリズムにあわせ、少しずつ少しずつ前進していく種まき人たち。近くの人と笑い合いながら進むその表情は、子どものように屈託がなく、のびのびとしている。そう、土は人を自由にするのだ。

種まき大作戦

並んで種まき

種まき大作戦

種まき大作戦

3人で種まき

そんな土と遊ぶ人たちのそばで、子ども達を虜にしてしまった物がいた。それは小さなアイドル・カエル君。雨の畑はカエル君の遊び場。畝の間をぴょこぴょこ、それを追いかける子ども達も一緒にぴょこぴょこ畑を大移動。必死になって集めているいたずら坊主、ゆっくりゆっくり手を伸ばす女の子。「ほら、見てー」と捕まえたカエル君をのせた手を突き出す表情は、どれも誇らしげ。ついにはカッパをたくし上げた中や長靴にコレクションする子ども達も。その数といったら、大人女性ならつい後ろに下がりそうになってしまうくらいの立派なもの。子ども達の笑顔がますます輝いていたことは言うまでもない。

蛙1
蛙2

そこら中に神様

種まきを終えてマーケットに戻ると、ステージでは第二部が開幕。芸能研による神楽の上演、千葉在住の夫婦デュオ、イルカッパーズのJAZZYな音楽を満喫した後に、Yaeが登場した。彼女が鴨川で過ごした子ども時代の思い出を綴った歌「そこら中に神様」の中に、こんなフレーズがある。

イルカッパーズ
Yae

そこらじゅうに神様はいて 

田んぼの中にも犬小屋にも

寂しくないひとりじゃない

ポケットの中にもほら

(中略)

そこらじゅうに神様はいて

悲しい時も 嬉しい時も

寂しくないひとりじゃない

いつも私を見つめてる

土も雨も太陽も、みんな天からの授かり物。人間の力だけで作れる物は一つもない。そして、私たちは今日も、与えられた恵みの中で息をし、いろんな命とともにこの地球の上で暮らしているのだ。土の感覚は、その記憶を蘇らせる生命のスイッチ。多様な命に囲まれて生きる豊かさを、私たちに思い出させてくれる。そんな私たちの小さな営みを、神様はきっと微笑みながらみてくれているはず。

一流千流、一粒万倍。12月の収穫では万倍に増えた種に出会えることだろ。そしてまた、出掛けよう。生命のスイッチを入れる、命の畑へ。

集合写真

こうざき自然塾 鈴木さん

鈴木さん

神崎町はどことも合併しないで残った小さな町。私たちはこの町にある資源を守り、活用する方法として、有機農業を提案しています。都会にはない田舎の良さをみなさんに味わってもらい、お互いに交流していく機会を作っていきたいので、このようなイベントでたくさんの人が田舎にやってくるのは町としてもうれしい。今回は町の協力もあり、地元の人もたくさん参加してくれました。味噌づくりまで一緒に楽しみましょう。

出店者のみなさん

◎浅野与五右衛門(野菜、加工食品)

◎麦ダンス(地ビール)

◎一反百姓じねん堂(野菜、加工食品)

◎しげファーム(野菜)

◎9ぱんや(天然酵母パン)

◎福ちゃんのパン工房(酒粕酵母パン)

◎自然村〜掌〜(お米、加工食品)

◎帆(染め)

◎ヤッホーブルーイング(地ビール)

◎雑 That`s(地大豆他)

◎うづ芽(再生雑貨)

◎日本不耕起栽培普及協会(大豆の苗他)

◎東峰ベジタブルン(野菜)

◎サイコロ会(サイコロステーキ)

◎こうざき自然塾(もちつき他)

◎Cocoon(ナチュラルスウィーツ)

◎ヘルシーBar(食品販売)

◎アースキッチンたまや(フード)

◎寺田本家(自然酒)

◎NPO法人日本アグリデザイン評議会(キャンペーン告知)

◎WaterGreen(イベント告知)

ご協力ありがとうございました。

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