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出演者

金子美登 (霜里農場・全国有機農業推進協議会/埼玉県小川町)

金子 美登
(NPO法人全国有機農業推進協議会理事長・霜里農場/埼玉)

●略歴:
1948年生まれ。71年農水省農業者大学校の1期生として卒業。徹底した有機農業を実践しつつ、国内外から研修生を受け入れ、埼玉県小川町で霜里農場を営む。水田・畑ともに1・5ヘクタール、山林3ヘクタール。乳牛3頭、鶏200羽を飼育。小川町議会議員。NPO法人、全国有機農業推進協議会理事長。日本有機農業研究会会員。著書に「絵とき 金子さん家の有機家庭菜園」(家の光協会)、「有機・無農薬でできるはじめての家庭菜園」(成美堂出版)ほか

●活動紹介:
顔と顔の見える関係を大切に、直接提携する消費者に支えられ霜里農場を営む傍ら、有機農業と地場産業がともに手を携え、内発的に発展する村おこしを目指してきた。この20年間に、仲間と取り組んだ有機栽培の米・小麦・大豆が「小川の自然酒」や「石臼挽地粉めん」、生醤油「夢の山里」の名称でそれぞれ商品化され、小川町内外の消費者から好評を得ている。2001年から地元集落の農家が参加し、大豆の集団栽培がはじまり、大豆(小川青山在来)は隣町の豆腐工房に引き取られ、「霜里とうふ」として人気を博している。2003年には小麦の集団栽培がはじまる。2009年には、我々の有機米を埼玉のリフォーム会社が社員のために買い取るという企業CSAの先駆的な試みに着手。集落全体が有機農業への転換という道筋がついた記念すべき年となった。一方で、身近にある資源を活用したエネルギーの自給にも力を入れており、これまでにバイオガス施設で調理用ガスと液肥を、新築した母屋ではウッドボイラーにより給湯と床暖房を賄っている。その他にも太陽電池(獣害防止の電源)、農機具や車両のディーゼル代替燃料として廃食油を活用。VDFからはじめて、現在ではSVOという化学処理を伴わない方式で、トラクターを走らせている。このような有畜循環農業を柱に、限りなく永遠に近い自給・自立の農の世界を切り拓いている。

●プロフィール:
1971年 農林水産省農業者大学校卒業(第一期生)卒業と同時に、豊かに自給する生態学的農業—後の有機農業を実践。この年の10月、日本有農業研究会の発足と同時に入会。
1975年主食の米を基本に消費者10戸と提携、どんな変化にも対応できる自給 農場づくりを会費制(後にお礼制)で始める。
1979年 農業研修生受け入れ開始。
1981年 上記以外の野菜・卵を中心に、一袋野菜を始める。消費者グループに月3〜4回提供。現在30戸。
1982年 関東地方の有機農業者を中心に、第一回「有機農業の種苗交換会」を霜里農場で開く。以後会場を替えて毎年開催(現在25回)。
1987年 小川町下里地内における農薬空中散布の中止、実現。
1988年 有機米を使った無農薬米の酒造りに、仲間や地元の晴雲酒造とともに取り組み「小川の自然酒」として販売。小川精麦とともに「石臼挽き地粉めん」作りにも取り組む。
1993年 冷害により米の凶作を予感し、急遽麦作を増やす。翌年じゃがいもとさつまいもを増産し、消費者も含めた自給農場完成への目途がつく。以後、米麦二期作の復活にも力を入れる。
1994年 乳牛の糞尿・生ゴミを使い、バイオガス施設を建設、台所のガスを自給するようになる。
1995年 仲間14人で小川町有機農業生産グループを結成。その仲間と「無農薬・有機農産物の店」をオープン。
1996年 水田除草にマガモを導入。小川町自然エネルギー研究会設立。
1997年 農林水産省農業者大学校人文講師。就農準備校有機農業専門コース(小川教室)開校(月2回開催、年間40名受け入れ)。
1999年 小川町議会議員
2001年 バイオガスによる「生ゴミ資源化実証実験」開始。
2002年 小川町自然エネルギー研究会を発展的に解消し、小川町風土活用センタ−(NPOふうど)を設立。
2003年「小川町環境基本計画」を策定。小川町議会議員2期目。特別栽培大豆集団栽培開始。
2004年 特別栽培大豆・小麦の集団栽培の面積6ha。
2005年 大豆・小麦の集団栽培面積が町内8haに拡大。買い取りはすべて地場の加工業者(とうふ工房わたなべ・清水屋豆腐店・ヤマキ醸造)
2006年 バイオガス新プラント着手(500世帯分・学校給食残滓も活用)。
    全国有機農業団体協議会代表。
2007年 小川町議会議員3期目。特別栽培水稲、集落の過半が開始。東京のレストランに販売。
2008年小川町有機農業推進協議会発足。有機農業モデルタウン事業地域有機   農業推進事業が採択される。
2008年 SVO導入(車)
2009年SVO導入(トラクター、コンバイン)
2009年さいたま市のリフォーム会社(株)オクタとCSAとして「日本初 下 里有機の里PJ」で協働し、下里地区農家の有機米を社員用として毎月購入する。これにより下里地区の飯米農家を除く全てが有機米作りに取り組む。
2010年下里農地・水・環境向上委員会が農林水産祭むらづくり部門で天皇杯受賞
廃食油ストーブ設置
2011年さいたま市のリフォーム会社(株)オクタのCSRを活用して下里カタクリ・ニリンソウの里を守る会の里山保全事業を始める

●経営規模:
水田150a 雑穀畑30a 野菜畑100a 果樹園10a ハウス2.5a 山林1.7ha 乳牛3頭 採卵鶏200羽

●研修生受け入れ状況:
国内40名(研修期間3ヶ月〜2年)・国外36カ国80名(研修期間1週間〜1年)

●著書:
「絵とき 金子さんちの有機家庭菜園」(家の光協会)「写真でわかる金子さんちの有機家庭菜園」(家の光協会)「有機・無農薬でできるはじめての家庭菜園」(成美堂出版)「イラストでわかる有機自給菜園」(家の光協会)

●連絡先:
〒355-0323 埼玉県比企郡小川町下里809 TEL&FAX 0493-73-0758


http://www.shimosato-farm.com/




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