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開催にあたって


土から平和へ。
『農的生活』からはじめる『未来の食卓』『100年の暮らし』


今年も『土と平和の祭典』が10月16日(日)東京都立日比谷公園にて開催されることとなりました。2007年にはじまったこの大地に感謝する収穫祭は今回で5回目を迎えます。これまでの開催にあたって多大なご協力とご支援いただいた世話人、賛同人、協力・協賛団体・個人の方々、関係機関、出店者・出演者の皆様、そしていつも無償のボランティア精神で気持ちよく手伝ってくれるスタッフのみんな、そしてご来場いただき応援してくださる『土と平和の祭典』参加者の皆さんヘ、改めてここに感謝の意を表します。ありがとうございました!そして今年も是非!よろしくお願いします。

それにしても3.11東日本大震災。未曾有の災害でした。
『土と平和の祭典』の関係者、種まき大作戦の実行委員・スタッフ一同より、津波・地震によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、未だ行方不明のご家族がおられる方々におかれましては一日も早くその安否がわかることをを願わずにはいられません。また未だ困難な避難生活を送られている方々へは、必ずや近いうちに地域が復興、平穏な暮らしに戻られることを信じて、私たちは継続的な支援活動を通じその苦労を少しでも分かち合うとと共に、被災者の皆さまのことをいつまでも忘れることはありません。

しかし今後のより大きな苦しみは福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染の問題です。
今、私たち人間の生命、そして多様な自然の生命、そしてその生命を支える大地が核によって脅かされています。これから一体、私たちの『未来の食卓』はどうなってしまうのでしょう?土と平和どころではありません。誰もがその不安を抱えい
ます。
一人1年で約千食、人生80年で約8万食。日本人約1億人。さらには人類の食料を考えると..?『食べること』は、常に大きな消費であり、産業であり、経済であり、地球環境や自然にとって大きな脅威であり、常に負担であり続けます。
その一方で食事というのは、世界に暮らす一人ひとりの永続的な日常のささやかな行為でもあります。震災時にあっては「食べること」は「命をつなぐこと」でありました。さらには避難生活にあっては、暖かな一杯の味噌汁、おむすびは「生きている実感」そのものでした。
私たちはこれからの日々の中でどうやって略奪ぜず、破壊せず、放射能汚染のない、もちろん化学物質にも遺伝子組み換えにも汚染されていない、安心安全で持続可能な美味しい食事を一日一日獲得していけばいいのでしょうか?

私たちはこの震災前も、さらに支援活動を通じて、人間社会にとって大事な二つの基本精神を確信しています。
ひとつは小さな生命の営みや多様な文化を認め合い、弱い者を助け、互いに支え合う『相互扶助の精神』。そしてもうひとつは厳しい環境や、苦しい世の中になっても、生き抜いていけるたくましい『自立の精神』です。
この二つの精神を支える活動こそ『自給』であると考えます。
『自給』という漢字は「自ら糸を合わせる」と書くように、現代的に解釈すれば「自立するためには互いに支え合う仲間と積極的につながること。そのネットワーク。」
ソーシャルメディアなどネット時代にあって『つながり』が、さらには3.11東日本大震災をうけて『絆』がキーワードですが、まさにこれからは自分自身の体験を通しリアルなネットワークの現場として『農的生活』が必要な時代になっていきます。

その最初のステップは、もはや「自分だけがよければいい」というようなこれまでの孤独・核に向かう『無縁社会』のような殺伐とした考えからではなく、私たちが「みんなで生きていく」ために支え合う『セーフティネット』を共に編み、ゆりかごのような温もりのある『御縁社会』ヘのロードマップをみんなで考えること。
そして消費・依存型のライフスタイルから脱するために、ひとりひとりが『食』通じて農家・農村そして地域とつながり・自然との絆を取り戻していくこと。
さらにその中で『食』だけでなく地域・自然・暮らしに適正な『エネルギー』『教育』『文化』『医療』『福祉』『経済』をみんなで自給していくこと。
それが未来のネットワークが目指すカタチであり、これに向けての『農的生活』へのライフスタイルの社会的な移行こそが『未来の食卓』『100年の暮らし』への具体的な希望となると確信しています。

今、実際に多くの人が気付き、農村で、地域で動きはじめています。
今年も『土と平和の祭典』にはたくさんの環境配慮型の農業を営む方々、農的暮らしを実践する仲間、そして世代を超えてたくさん来場者が集まります。当日はそんな多くの実践者をお招きしトークセッションも開催し、具体的な取り組みや活動を共有します。

「放射能汚染にこれから農業、農村はどう向き合うのか?」「放射能からどうやって子供を守るのか?」「核のいらない社会をどのように目指すのか?」

『土と平和の祭典』では『生産者』と『消費者』、『被害者』と『傍観者』という対立ではなく、出店される皆さんと来場される皆さんが共に同じ当事者意識を持ち、それぞれの立場で『種まき大作戦(自給、農的生活)』からはじまる『土と平和(未来の食卓、100年の暮らし)』について対話できればと思います。

10月16日(日)日比谷公園でお会いできることを楽しみにしています。
つながりましょう。 そして未来のわたしたち、子どもたちにつなげましょう。

種まき大作戦 実行委員会 一同



『土と平和の祭典2011年』の共通テーマ

● 03.11東日本大震災のこども・被災農家・被災漁民をはじめとする被災者を支援しましょう。

● 放射能汚染土壌の除染・再生に取り組み、食の安全といのちを守りましょう。

● 脱原発・自然エネルギー・省エネルギーへの転換を図り、生活を見直しましょう。

● 藤本敏夫さんの遺言・農水大臣への建白書の提起を引き継ぎ、農家のエコファーマー化と農的生活を国民的規模で作り出し、持続循環型田園都市と里山往還型半農生活を創造して国民皆農運動を行いましょう。

● 有機農業推進法の制定を活用して、有機農業大国日本を建設する大キャンペーンを行いましょう。




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